建学の精神

建学の精神

本学園は、大正4(1915)年 越原和、越原春子により設立された、名古屋女学校(本科、裁縫科、家政科)を源流とし、現在、大学院・大学・短期大学部・高等学校・中学校・幼稚園を設置する女子総合学園です。
学園の建学の精神は、創立以来の『学園の信条である「親切」を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身に纏った、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成する』ことにあります。
越原春子は、「親切」は、「人間愛、友愛、学問の研鑽である」とし、また「人類文化の発展向上に役立つ有為な女性の育成」を目指す必要を述べています。今日、その実現の為に教育の目標として掲げるべきは、伝統文化の継承の上に立って、新しい文化を創造していくことであり、この温故知新の精神こそ学園における教育・研究活動の要諦であります。物質文明爛熟のこの時にあっては、精神文明の重要性を強調し、新しい価値基準のもとに永続し得る個性豊かな人類文化を構築する精神的目標を形成してこそ、学園の信条「親切」の一層の具現化がなされていくこととなるのです。
学園生活に目を向ければ、「親切」の実践は「あいさつ」にはじまります。活気溢れる学園は、「あいさつ」を実践することの大切さを提唱し、教職員が率先垂範することを全学的に心がけています。