本学園は、大学・短大・高校・中学・幼稚園のすべてを校地内完全禁煙としています。特に大学・短大については、以下のページをご覧ください。
本学は、平成15年度より校地内完全禁煙としました。従って本学に入学を希望する人もこのことを十分承知してください。加えて、本学内外を問わず、20歳未満の人の喫煙は法律(未成年者喫煙禁止法)で禁じられており、喫煙は触法行為となります。禁煙は、学生はもちろんのこと、教職員も例外ではなく、来客の方々にも協力していただいています。本学園の信条(学園訓)は「親切」です。「親切」の実践の第一歩は他人に迷惑をかける行為をしないことです。現在は学園内禁煙を超えて、学園の内外を問わず、完全断煙に向けての呼びかけをしています。なお、文部科学省からの「喫煙防止教育の推進」の通知、あるいは「健康増進法」(受動喫煙の防止)の施行、さらには地方自治体や諸教育機関挙げての禁煙対策など、大きな動きのあることは周知のことです。こうしたことから、本学では、平成16年度から、入学手続時に在学中一切喫煙をしないことについて誓約書を出していただいています。以上のことを十分承知の上、志願してください。
平成16年度から、大学・短大新入生に対しては入学時に禁煙の誓約書の提出を義務付けています。教職員についても例外でなく、採用に際しては「非喫煙者」と明記しています。
「タバコと健康」をテーマとする講演会及び禁煙教室を、学生だけでなく教職員も対象として開催しております。また、通常の授業においても必修科目である「健康科学」などで「タバコの害」を講義にも組み込みました。
タバコは近年、喫煙開始時期の低年齢化が深刻になっています。喫煙率は、15~19歳で34.2%、21~24歳で18.9%という報告があります。成人の喫煙者がニコチン依存症になるのに数年から数十年かかるのに対し、若年者は、数週間から数ヶ月でなってしまいます。依存症はアルコール中毒と一緒で、禁断症状が出ます。だからこそ、若年層にタバコの害を知ってほしいのです。
タバコには200種類の有害物質が含まれています。その中の代表的な物質は次の3つです。
ニコチン | タバコを習慣づけさせるもの。血圧を上昇させ、脈拍が早くなり心臓に負担をかけ、心臓の老化を促進します。 |
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タール | ヤニのもと。発ガン物質がたくさん含まれています。 |
一酸化炭素 | 体内を酸欠状態にして、動脈硬化、心筋梗塞をおこさせます。 |
男性の喫煙率が減少しているのに対し、20才代の女性の喫煙率は増加しています。このことは、妊婦や、生まれてくる赤ちゃんにも影響が現れます。妊婦の喫煙率は10%で、10年前の2倍です。妊婦が胎児への影響を知りながら、喫煙を続けると胎児の受動喫煙(他の人からのタバコの煙を日常的に吸い込む)による障害はもちろん、生まれてくる赤ちゃんへの影響はこれだけではありません。なんと、妊婦喫煙はゼロ歳児の死因の第3位です。
タバコの煙には、吸っている本人が吸い込む主流煙と、タバコの火元からゆらいでいる副流煙があります。自分はタバコを吸わないのに、副流煙を浴び、不快な思いをさせられた上に健康まで損なうことは不合理です。人前でのタバコはマナー違反です。